開催要項

【会期】2019年2月24日(日)
【会場】北九州国際会議場
     〒802-0001 福岡県北九州市小倉北区浅野3-9-30
     TEL:093-541-5931 
【会長】津田 徹 先生(霧ヶ丘つだ病院 院長)
【参加費】学会会員:2,000円 非会員:3,000円 学生:1,000円

【取得可能点数と単位】
・呼吸ケア指導士認定単位取得:出席者10単位、発表者10単位
・3学会合同呼吸療法認定士資格更新単位取得について
 (1)出席20点
 (2)呼吸療法に直接関連した演題の第1演者:20点(共同演者10点)
 (3)講師として講義・講演した場合:30点
・日本呼吸器学会呼吸専門医資格更新単位取得:出席者2単位

【参加者へのお願い】
・宿泊および交通の手配は行っておりませんのでご了承ください。
・来場者用の駐車場はございませんので、周辺の有料駐車場をご利用ください。
 できるだけ公共の交通機関をご利用いただきますようお願い致します。

【参加受付】
・2018年11月1日(木)12時より事前参加受付を開始します。

〈プログラム〉
8:30~ 受付開始

9:30~9:35  
 開会挨拶
  支部長 津田 徹 先生

9:35~10:20(メインホール)
 教育講演『呼吸リハビリテーション,セルフマネジメント支援におけるICT導入の動向』
  座長 岩永知秋 先生 (国立病院機構福岡病院)
  演者 植木 純 先生 (順天堂大学)

10:25~11:25(メインホール)
 シンポジウム(1)『呼吸リハビリテーションの新展開』
  座長 林 真一郎 先生 (高木病院)
     吉井千春 先生 (産業医科大学若松病院)
   1)COPD患者における慢性疼痛の実態-呼吸リハビリテーション介入の可能性-
     田中貴子 先生(長崎大学大学院)       
   2)呼吸器外科における周術期リハビリテーションの戦略と可能性
     入江将考 先生(新小倉病院)
   3)呼吸リハビリテーションの潮流-トピックスと中心に-
     塩谷隆信 先生(秋田大学)

11:30~12:00(イベントホール)
 吸入指導・NPPVフィッティング 5分/1社 順次

12:00~12:50(メインホール)
 ランチョンセミナー 慢性呼吸不全に対する呼吸管理~HOT、NPPV、HFNCを使いこなす~
  座長 川山智隆 先生 (久留米大学医学部)
  演者 永田一真 先生 (神戸市立医療センター中央市民病院)
     ※共催:帝人在宅医療株式会社

12:55~13:15(イベントホール)
 吸入指導・NPPVフィッティング 5分/1社 順次

13:15~14:30(メインホール)
 シンポジウム(2) 『慢性呼吸器疾患の病みの軌跡』 ※最下部に概要あり
  座長 津田 徹 先生(霧ヶ丘つだ病院)

  基調講演〈つくり、つくりかえ、つくる〉ケアの成り立ちと臨床美術
    演者 北澤 晃 先生(富山福祉短期大学)

  1)病みの軌跡理論を活用した看護実践~訪問看護場面から~
    演者 恒成由佳 先生(霧ヶ丘つだ病院)

  2)呼吸リハビリテーションに携わる理学療法士の立場から
   ~長期に関わることができた症例の経験~
   演者 北川知佳 先生(長崎呼吸器リハビリクリニック)

  3)進みゆく病を抱える患者にどう寄り添うか
   ~主治医として、チームとして~
   演者 山下崇史 先生(福岡東医療センター)

14:35~15:20(メインホール)
 目がさめる吸入指導 『吸入指導』
   座長 玉城 仁 先生(仲本病院)
      松元信弘 先生(宮崎大学)

  1)そこがポイント!!吸入指導!!
   演者 下川満美 先生(国立病院機構福岡病院)


  2)デバイス説明だけでいいの?~吸い方ひとつで最大1.7倍の効果~
   演者 井本久紀 先生(霧ヶ丘つだ病院)

  3)地域の吸入指導、連携をどうするか
   演者 東元一晃 先生(鹿児島市立病院)

15:25~16:15(メインホール)
 コーヒーブレイクセミナー 『COPD身体活動性の取り扱いと向上に向けた突破口』
   座長 神津 玲 先生 (長崎大学)
   演者 南方良章 先生 (国立病院機構和歌山病院)
       ※共催:ベーリンガーインゲルハイム

16:15~16:20
 閉会挨拶
  神津 玲 先生

終了後,代議員会

※一般演題:10~20題予定(11会議室)

『病みの軌跡』とは
 慢性呼吸器疾患患者は長い経過の中で増悪と緩解を繰り返し、緩徐に終末期へ向かうことから喪失体験や自尊感情が低下する傾向にある。呼吸困難という症状の増強に加え、短期間での再入院となった経験に対してマイナスイメージをもっていることが原因で自尊感情の状況的な低下につながる。
 病みの軌跡とは病気の慢性状態が長く経過するにつれて多様に変化していく1つの行路である。病気の行路をめぐって患者や周囲の人々の考えや行為、治療やケアなどが影響して方向づけられてきた患者自身の体験そのもののである。局面とは慢性の病気がその行路を経るときの様々な変化を表し、局面に合わせた介入が必要となる。